戴冠式の椅子 / Vintage Sterling Silver Charm "Coronation Chair"

英国ヴィンテージ、シルバーチャーム。



英国では1950年代以降、金や銀で作られたチャームが大変流行しました。

それらはLuckey Charm/ラッキーチャームと呼ばれ、様々なモチーフで作られた小さなチャームをブレスレットに沢山つけて愉しむ、といったものでした。
金は高価だったため、多くはシルバーであり、つけるチャームのモチーフによって魔除けや願い事など色々な意味を込めて愉しんだようです。
シルバーのチャームはそのようなブレスレットのパーツであったことから、シルバーの刻印(ホールマークや925等)がされていないものも多くございます。



今回ご紹介するのは、そんなシルバーチャーム。
モチーフは「Coronation Chair/コロネーションチェア/戴冠式の椅子」です。


さて、ここでイングランドの「戴冠式の椅子」の由来を少しご説明いたしましょう。


まずは「スクーンの石/Stone of Scone」。

「スクーンの石」は代々のスコットランド王がこの石の上で戴冠式を挙げたとされる石であり、コットランド王家の守護石でありました。
1296年にエドワード1世によってスコットランドからイングランドに戦利品として奪い去られます。エドワード1世はゴシック様式のオークの椅子をその石を覆うように作らせ、その後ロンドンのウェストミンスター寺院に置かれることになります。
この石がはめ込まれた椅子はイングランド王の戴冠式に用いられるようになり、代々のイングランド王は、スコットランド王の象徴であるこの石の上に座って即位する・・・という、いかにも象徴的な扱いを受けてきました。
その後1996年スクーンの石は700年ぶりにスコットランドに返還され、現在はエディンバラ城に保管されています。

いかにもスコットランドとイングランドの根深い関りを感じさせる、戴冠式の椅子。

エリザベス女王(エリザベス2世)の戴冠時1953年には、椅子にはまだスクーンの石がはめ込まれておりましたが、石がスコットランドに返還された後に、戴冠式は行われておりませんので、石を外された椅子が引き続き戴冠式の椅子、と呼ばれるかどうかは不明。
両国の因縁を考えると、なかなか難しいのではないかと思います・・・。



from The History of England (1859) by D. Hume


さて、今回のシルバーチャームの椅子は、フォルムとしては間違いなく「戴冠式の椅子」そのもの。
ただ、いかんせん小さすぎるため、スクーンの石がはめ込まれたものかどうかは、判断がつきかねます。
また、チャームには刻印はございませんが、質感的にまず間違いなくシルバー925である、という当方の判断により、スターリングシルバーとの表示とさせていただきました。



深い歴史をもつ「戴冠式の椅子」。
チャームとして、どんな意味が込められていたのでしょうか。

由来を紐解きつつ、ゆっくりと愛でていただきたい、英国ヴィンテージのひとしなです。





こちらからも拡大画像をご確認いただけます。


◆England
◆推定製造年代:c.1950-1980年代頃
◆素材:スターリングシルバー(シルバー925)
◆サイズ:高さ約1.7cm
◆重量:2g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色や歪みがみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*チャーム及び付属の丸環のみが商品です。チェーンは付属しません。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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戴冠式の椅子 / Vintage Sterling Silver Charm "Coronation Chair"

719-178-13

3,500円(内税)

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