意匠の歴史の確かな1頁を堪能する / Antique Eastlake Style Miniature Mirrorback Sideboard

英国アンティーク、ミニチュアミラーバックサイドボード。




英国に行くたび、足を運ぶアンティークセンター。

エントランスを入ると吹き抜けの広い空間が気持ちよく、グランドフロアのホールにはクオリティの高いアンティークスが美しくディスプレイされている特別な場所です。

今回訪れて、まず目に飛び込んできたのがこのミニチュアミラーバックサイドボード。中央に近い場所に設えられた大きなマホガニーのテーブルの上に鎮座しており、ほぼ一目惚れで手に入れることを決めてしまいました。


幅と高さは40cm超えの堂々たる大きさ。ただ奥行は16cm強とコンパクトで、眼に入る印象よりもずっと狭い場所に置くことができそうです。

基本的な材はオーク、そして天板はマホガニーでしょう。それぞれの美しい杢目は目を見張るほどで、しっとりとした古艶が全体を覆っています。
サイドボードの本体はブレイクフロントという、前面に凹凸のある造り。そしてトップの装飾は小さなバラスターが並び、小花もしくは光条を思わせるレリーフがついた凝ったものです。

この様式は「イーストレイクスタイル/Eastlake Style」。日本ではそれほど知られていないかもしれませんが、英国そしてアメリカでは評価を受けている、ヴィクトリア時代末頃にムーブメントを起こしたデザイン様式です。



イーストレイクスタイルについて少しだけご説明いたしましょう。

イーストレイクスタイルとは、19世紀末の英国の建築家であり家具デザイナーでもある「チャールズ・ロック・イーストレイク/Charles Locke Eastlake(1836-1906)」によるデザイン様式のこと。(叔父で画家のCharles Lock Eastlake(1793-1865)とはほぼ同名で、ミドルネームの[e]のあるなしの違いのみなので混同されがちです)


イングランド南西部のプリマスで生まれたイーストレイクは、ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで建築家フィリップ・ハードウィックのもと建築を学び、ジャコビアンやゴシック・リヴァイバルの第一人者としてヴィクトリアン後期からエドワーディアンの時代の家具や建築に影響を与えました


1868年には「Hints on Household Taste in Furniture, Upholstery and other Details」を出版。英国そしてアメリカで好評を博し、英国では4版を重ね、アメリカでは6版を重ねた売れ行きとなり、「イーストレイク・ムーブメント」と呼ばれるほどでした。この著書は家庭における家具や小物類において、工業化が進む中で、手仕事の良さを重要視するもので、後に続くウィリアム・モリスの提唱するアーツ&クラフツ運動にも影響を与えたとされています。イーストレイクの家具のデザインには破風のようなデザインやバラスターが取り入れられ、ポイントに花の浅彫りが施されているものが多くみられます。

ヴィクトリア時代に生まれたイーストレイク・ムーブメントは、後のアーツ&クラフツ、そしてアールヌーヴォーへと続く意匠の歴史の確かな1ページであることは間違いないでしょう。





さて、もう一度サイドボードに戻りましょう。

一見分厚い天板のように見える場所は引き出しとなっており、中央そして左右と3つの抽斗が仕込まれています。前板はオーク、中の材はマホガニー。中央の抽斗は内寸幅が約19.2cmありますので、一般的な筆記具でしたら十分いれることができます。そしてサイドボード本体の開き扉は、それぞれ仕切り板や小さな抽斗状の受けが仕込まれており、ほぼ本物のサイドボードと同じような造りです。底板や背面もニス仕上げられたオーク材で出来ており、どこから見ても完成度の高い一品となっています。


実用的な収納力のある本体と、光を取り込み反射するミラー部分。トップの飾りは可憐で優雅、天板の深い杢目は英国アンティークの家具を所有する満足感を確かに与えてくれます。


例えばプライベートスペースにおいて、大切なものを仕舞う場所として。
例えば玄関やリビングにおいて、来客の眼を楽しませる実用的な装飾品として。

英国アンティークの稀有なひとしなは、その確かな存在感でいつまでも共に在る事の悦びを感じさせてくれることでしょう。


こちらからも画像をご確認いただけます。

◆England
◆推定製造年代:c.1890-1900年代頃
◆素材:オーク、マホガニー、ミラー
◆全体サイズ:幅約48.1cm 奥行約16.7cm 高さ約42.4cm
◆天板下左右の抽斗内寸:8.1×10.7cm 深さ約1.5cm
◆天板下中央の抽斗内寸:19.2×8cm 深さ約1.5cm
◆サイドボード開き扉左右内寸:幅約9cm 奥行約10.5cm
◆サイドボード中央両開き扉内寸:有効開口幅16.6cm 高さ12cm 奥行7.8cm
(下から約5cmのところに棚板あり。棚板は動きますが本体から外に出すことは出来ません。)
◆在庫数:1点のみ
◆重量約4.6kg



【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、ミラーには若干の曇りがみられます。
*扉や引き出しの開閉はスムーズです。
*扉や引き出しには、鍵やストッパーなどはございません。
*平らな面においてあるときは、自重や摩擦で留まっているようなイメージです。
*前に傾斜させれば、抽斗は抜け、扉は開きます。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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523-056

288,000円(内税)

購入数

CONTENTS

出店カレンダー

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2024年3月
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31
【ご注意ください】
大江戸骨董市は3月までは15時終了となっています。4月以降は未定です。


2月3日(土)
大江戸骨董市

**ご来場有難うございました**

2月18日(日)
大江戸骨董市

**ご来場有難うございました**

3月2-3日(土日)
谷中骨董市
(両日出店確定)
荒川区西日暮里3-10-1 延命院
9-16時
*2日は当店は15時から片づけます* 雨天中止


3月10日(土)
大江戸骨董市
(出店確定)
有楽町・東京国際フォーラム
9-15時
雨天中止


3月24日(日)
大江戸骨董市
(出店確定)
有楽町・東京国際フォーラム
9-15時
雨天中止


【ご注意】
(仮)は出店できないこともございます。出店決定しましたら(出店確定)に更新いたします。

(出店確定)となっても天候やその他の事情により骨董市自体が中止になったり早く終わる可能性がございます。その際はご容赦ください。

大江戸骨董市は終了が16時(2024年1-3月は会場の都合で15時)ですが、当店は手持出店のため、終了時刻には全て片付けている状態の完全撤収が求められています。当店は細かい物が多く時間がかかるため、2時間前には撤収を開始いたしますので、どうかご了承ください。大江戸骨董市はお早めのご来場をおすすめいたします。